【雑感】ふんぞり返って生きたい

『youは何しにニッポンへ?』という番組がある。
空港に張り込み、次々に日本に来た外国人に何を目的に日本に来たのかを尋ね、場合によっては密着取材をするという図々しい番組。

最近増えた「日本はスバラシイ国だ!」系の典型。

まあそんなことはどうでもよくて、そんな外国人の一人の言葉がすごく印象に残っている。

その人はフランス人男性で、30は超えていたと思う。
日本に来た目的は、盆栽。

趣味の盆栽。

既に家を買えるくらいつぎ込んだらしい。
そしてこんな感じに続けた。

「普通の人が家やマンションのローンにかけるお金を、僕は盆栽にかけただけさ」


私の目標は「誰に必要とされずとも、ふんぞり返って生きてやる」ことなのだけど、この盆栽好きのフランス人みたいに、自分なりに大切なものを見つけた人が心底羨ましい。

盆栽なんて、フランスではきっと相当奇妙な趣味に思われてるだろう。

でも、彼は自分基準で自分の好きな事を全うしている。世間なんて気にもせず。

人でも物でも仕事でもいいけれど、そういう自分にとって大切なモノが見つかった人間のことを、これから勝ち組と呼ぶんじゃないかと思う。